入門者向けいろいろ

スペイン語を始めたての人に役立つ資料をまとめました。本学の学生諸君は全部 DL ないしブックマーク 推奨です。

辞書

何はともあれ辞書です。本学のスペイン語は西和・和西辞書必携です。

辞書であれば何でもいいのですが、アプリの辞書、電子辞書を推奨しています。

以下の文書を参考に購入してください。

スペイン語の入力

スペインはスペイン語で España といいます。

世界の国技、野球はスペイン語で béisbol です。

このように、スペイン語にはアクセント記号やにょろにょろのついた文字があります(こうした記号を総称して tilde といいます)。

そしてまた、よく使うんだな、tilde 付きの文字。

在学中、パソコンでスペイン語を書く機会も多々あるでしょう。

そんなわけで、スペイン語入力は早めにマスターしたいところ。

慣れればどうということもなく、自習で事足ります。以下の文書で早めに学んでおいてください。

作文の課題は突然訪れます(これを書いている教員は本当にその場の思い付きでそういう課題を出します)。

参考書

大学指定の教科書があればまあ、十分と言えば十分ですが、

しっかりやりたいなら厚めの参考書を持っておくのが吉です。

教科書は「授業で使うためのもの」であって、「自習のためのもの」ではないので。

本屋さんに行ってみて、デザインと予算で選んでいただければそれでいいのですが、

個人的にはスペイン語文法ハンドブックをお勧めしたいです。

わかりやすく網羅的、しかも読み物として面白いという。上級者になっても重宝するでしょう。

私もいまだにしょっちゅうお世話になっています。

単語帳

Tsutahara (2019) という傑作論文によると、母語話者の書き言葉の 約70 %は最頻出単語トップ 600 でカバーされるそうです。

書き言葉ですらそうなのですから、話し言葉は 80% くらいまでいくかもしれず。特に使用頻度の高い語の重要性はおそらく皆さんが想像しているよりもはるかに高いです。

そんなわけで、この 600 語を覚えることは初期段階における最重要課題の一つです。以下のファイルに TOP ほぼ 200 をまとめましたので、まずはこちらからどうぞ。

このリスト内の単語を覚えるための電子単語帳もありますので活用してください。

この電子単語帳は Quizlet というプラットフォームに置いてあります。

何かと便利なサービスなので、アカウントを作っておくといいでしょうね。

音楽

世界的に見れば、ここ十数年はスペイン語ポップスの黄金期であるといってよいかと思います。
文法や語彙は学習するものですが、聴き取りや発音は実際のスペイン語を聴いたりまねたりしないとみにつきません。スペイン語の音楽たくさん聞くとよいですね。

そんなわけで、スペイン語ポップスの超メジャーどころを集めたプレイリストを作りました。
BGM にするだけでもいいと思いますが、気に入ったものは歌詞を検索して口ずさむと学習効果的にも強力です。こちらからどうぞ(spotify)。

Hello talk

スペイン語を勉強する以上、スペイン語を介して外国人とやり取りをしてみたいものです。

「どしどしやりなはれ」

と毎年言うのですが、言われた側の反応は大体いつも同じ、

「スペイン語うまくなったらやってみようと思います!」

みたいな感じです。「スペイン語をマスターしたらスペイン語圏の友達を作りたい」みたいなパターンもあるか。

これは本当にもったいない勘違いだなと思ってます。言葉って奥が死ぬほど深いので、やればやるほど、

「あ、全然スペイン語のことわかってないぞ……」

みたいな感じになります。言い換えると、

「俺、スペイン語できるようになったわ!」

となる日は多分来ないと思います。ましてやマスターする日など。となると、「スペイン語うまくなったら書を捨てて街に出ようと思う」系の人は一生街に出られないことになります。

結局、自分の手持ちの知識をなんとか総動員してどうにか意思疎通を達成するのが外国語でのコミュニケーションなのだと思います。前置きが長くなりましたが、要は、入門レベルであってもどしどしコミュニケーションを図るべしということです。

相手の言ってること、書いてることがわからなくても、こちらの言いたいこと、書きたいことが伝えきれなくてもいいと思います。むしろそういう経験をしてほしい。こういうことがあると、「よし、勉強頑張ろう」となりますもの。このくらい前向きで自発的な勉強はよく効きますよ。

というわけで、Hello Talk なんかはじめてみてはいかがでしょう。

スペイン語のネイティブ(それも日本語学習中の)と容易に知り合うことができて、おまけに添削までしてもらえるというサービスです。基本無料。さらに、そこそこ優秀な自動翻訳もあるのも手軽でいいですね(これにおんぶにだっこはもちろんダメですが)。詳しくはリンク先をどうぞ。