最近の本職は我ながらとてもよく頑張っていたので、自分へのご褒美に行ってきました、ワイン食堂プルポ。

以前姉妹店を紹介した時にも書きましたが、プルポはガリシア料理店です。ガリシアとはスペインの北西部で、スペインでも有数の美食どころです。ただまあ、スペインの一地方なので、ガリシア料理専門店というのはスペイン国外にはないのですが(東京にもないっぽい)、なぜか福岡にはあるという。本職は三泊四日でガリシア地方を回った程のガリシア通ですが、そんな本職も唸るレベルのお店です。福岡の人たちはもっと感謝してもいいと思う。

長く続いた緊急事態宣言の性でしばらく行けてなかったのですが、やはりまあ、いつもの通り素晴らしかったのでした。そんなわけで、個人的なプルポの楽しみ方をちょっと書いておきます。

ガリシア料理には白ワイン

ガリシア地方は白ワインの名産地としても知られています。そして不思議なことに、その土地のお酒とその土地の料理はよく合うようにできています。というわけで20歳を過ぎたらプルポでは白ワインがいいですよ。

お店のワイン蔵から好みのワインを自分で選んで持ってくるというスタイルも楽しくていい。ボトルに値段が書かれてるし、簡単な説明の入ったラベルもついているのでワインに詳しくなくても最適な一本を選べます。

昨日は、店に着くなり本職の配偶者がワイン蔵にダッシュ。↓をチョイスしてきました。

白ワインではあるが、ガリシアではなくまさかのナバラという地方のワインでした。こういうセオリー無視をよくするんだよな、あの人。ちなみにとても美味しく、料理にもよく合いました。ガリシアワインでもないのに置かれている理由がよくわかった。

必ずまぐろとアボカドのタルタルからスタートすべし

お店側もお勧めしてくれると思うので、わざわざ言わんでもいいのですが、それでも言っておきたい。単に美しく、美味しいだけでなくお酢のソースの感じが大変さわやかで、食欲がものすごく刺激されますので、前菜としてとてもいい。これから始めると、「よし、今日は行くとこまで行くか」という気分になります。

アヒージョもいっておきたい

特にガリシア料理というわけでもないんですが、みんな大好き Ajillo も当然あります。やっぱあると頼んでしまうよね。

いうまでもなく、主役はガーリックオイル。パンをこれに浸して食べるとトベます。あまりにもうますぎて、この時点でワインのボトルが 1/3 になり、本職の三歳の息子はパンをむさぼり過ぎておなか一杯になってしまうという。

Galicia といえばタコ

このお店のメニューは魅力的なものが多く、選ぶのが大変なのですが、それでもタコのグリルとマッシュポテトは必ず食べてください。ガリシア料理といえばタコ、というくらい重要な食材であり、そもそも店名のプルポ、pulpo はタコを指します。

見ての通り、タコとマッシュポテトにオリーブオイルと塩、パプリカパウダーで味をつけたすごくシンプルな料理なのですが、食べると腰抜かすと思います。「素材の味を活かす」系料理の極北みたいな一品で、このシンプルな構成でなんでこんなに豊かな味になるのだろうか、となるでしょう。プロの技ですね。

ちなみに、この料理は有名な「タコのガリシア風」とは微妙に別物です。あっちもタコとジャガイモで、材料自体は同じなのですが。

肉も美味しい

プルポは肉料理もいいのですよ。お店側は牛サガリをややプッシュしていますが、本職はカモの大ファンということもあり、昨夜もやはりカモいってしまいました。

赤みのうまみたっぷりでなおかつジューシーという。これはどう考えても赤ワインなので、グラスでいっちゃいました。

シメは arroz negro で

ガリシア料理がメインですが、プルポにはパエリアもありますし、タコの土鍋ご飯という見るからにすごそうな米料理もあります。が、ここに来ると、arroz negro (≒イカ墨のパエリア)以外の選択肢を考えられんのだな。それくらい美味しい一品。ちなみにArroz negro も地中海沿いの食べ物ですな。ガリシア地方は地中海ではなく、大西洋に面した地方(地図見といて)。

「黒い……」以外の感想がおきない見た目ですが、この旨味の塊ぶりといったらないです。アリオリソース(≒ガーリックマヨネーズ)をたっぷりかけて、レモンを絞って食べる。そこを白ワインで追っかける。衝撃的に美味です。

絶対に忘れてはいけないチーズケーキ

本職は別にデザートにそんなに執着ないのですが、プルポでは別です。ここの名物、ワインに合うチーズケーキを食べずには終われません。

本職の下手な写真でもトロトロ感は伝わると思います。そしてワインの相棒ということなので、甘さとても控えめで食べやすい。一口食べて白ワイン飲むと香りが立ち上る感じがしてとても心地よいです。

以上、ワイン食堂プルポでした。学生さんにはちとお高めですが(お酒をワインでグラス二杯くらいにすれば一人 5000 円くらいかな)、値段以上の感動があることは保証できます。ぜひぜひ、「プルポ預金」をしていってみてください。特に、二十歳になって初めてのワインをここで飲むというのは素晴らしい思い出になるんじゃないかと思います。

By qsupe

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です