先日、スペイン料理をテーマにした授業を行ったところ、
帰省した時にスペイン料理を家族に作りたいのですが、paellaに合うおすすめのメニューを教えていただけませんか?
というリアペを頂戴した。食への探求心、家族を想う心に感動したので長めに回答してみたい。
まず前提として、パエリアというのはメインディッシュなので、今回のお題は、
パエリアによく合う前菜は何か?
ということになるだろう。
日本語には「食べ合わせ」という言葉があるが、まさに、前菜とメインで食べ合わせがかっちりハマると満足度が三倍にも四倍にも跳ね上がるので真剣に考えるに値する問いと言える。
本職の家の場合
本職は交際中の彼女の誕生日プレゼントにパエリア鍋を贈り、後に結婚することでそのパエリア鍋を実質的に自分のものとした、割と気合の入ったパエリアファンである。
そんな本職だが、家でパエリアをやる場合、前菜は適当に切ったトマトと生ハム、オリーブの漬物をつまむって感じだろうか。
簡単極まりないが、パエリアが熱く、こってりしているので、冷たく、酸味のあるものはよく合う。
生ハムもオリーブの漬物もカルディなり大きめのスーパーで買えます。
もしスペイン産の生ハムがあれば、そちらをチョイスするとより満足度上がるであろう。
カルディ、ボンラパスはいつ行ってもスペイン産生ハムがあるという印象。
超一流店の場合
とまあ、家庭料理には妥協が一定度合い介在するのだが、妥協の一切ない、スペインの超一流パエリアレストランはどのような前菜を出すのだろうか。
若かりし日の本職に衝撃を与えた、バレンシア郊外の名店、Nou Racó のメニューを見てみよう。
このメニューに、チャッピーに日本語をつけてもらったのが以下のもの。

声に出して読みたいスペイン語、とはまさしくこういうものであろう(和訳はエマルジョンとかおかしなところがちょこちょこあるがあえて放置する)。
やはり、基本は酸味のある野菜、サラダ、生ハム、シーフードとなるのはおわかりいただけると思う。
比較的、日本の家庭で真似しやすく、ご馳走感もだせるのは「マグロのタルタル」であろうか。
生のマグロ、アボカドを一センチ程度のサイコロ状に切り、オリーブオイルと酢、塩を適当に和えるだけと簡単なのもよい。
味付けは自由で、↓のお手本動画の人は醤油を使ったりもしている。
塩の代わりに醤油、酢の代わりにスダチとかカボスとかを使うのもおもしろかろう。
チャッピーは本マグロと書いてるが、安いビンチョウなりカツオなりでも全然 OK。