先日の授業、パブロという人名の綴りの間違いが多発したということもあってか、「スペイン語圏の人々の名前の学習にどの程度コミットすべきか」という主旨の質問があった。
人名というのはかなり頻繁に話し言葉にも書き言葉にも登場するだけに、ある程度しっかり勉強する価値はあると個人的には思う。人名の綴りが怪しいということは、正しく発音できないということでもあり、人の話が出るたびに、妙な発音を繰り出すことになる。すべての人名を抑えることは不可能であるにせよ、よくある名前は正しく発音、綴れるようにしておくとよいだろう。
なにより、人名の知識(というか固有名詞全般か)がないというのはスペイン語を聞く時に特に困る。外国語を神経張り詰めて聞いているときに、知らない人や土地の名前、専門用語が出てきて「ん、今、なんていったんだ?」となり、集中力が途切れ、会話の流れについていけなくなる、ということは誰しもが経験したことあるのではなかろうか。
また、特に科学的根拠があっていうわけではないが、人名の知識抜きにスペイン語、スペイン語圏を理解するというのはありえないように思う。本学スペイン語科の精神である、敬人尊野蛮の観点から言っても、人名はおさえておきたいもの。
そんなわけで、ABC というメディアに、スペインにおける頻出名、苗字のランキングがあったので紹介しておきたい。
女性の名前 TOP 10
- María Carmen (636.109 personas)
- María (568.535 personas)
- Carmen (357.905 personas)
- Ana María (268.046 personas)
- Laura (258.046 personas)
- María Pilar (256.038 personas)
- María Dolores (249.875 personas)
- Isabel (249.655 personas)
- Josefa (247.271 personas)
- María Teresa (243.086 personas)
とまあ、María Carmen, Ana María 等のように、スペイン人の名前は二つの要素からなることが多々あるのである。意外と知られていないのではないか。傑作スペイン語教科書『新スペイン語文法詳解』にはこうしたタイプの名前も多数収録されており、とても良いと思う。
続いて男性名 TOP 10
- Antonio (627.738 personas)
- Manuel (553.117 personas)
- José (531.575 personas)
- Francisco (457.139 personas)
- David (370.270 personas)
- Juan (318.707 personas)
- Javier (308.708 personas)
- Daniel (304.423 personas)
- José Antonio (300.789 personas)
- Francisco Javier (284.792 personas)
最後、苗字の TOP 10
- García (1.449.647 personas)
- Rodríguez (926.207 personas)
- González (921.956 personas)
- Fernández (902.331 personas)
- López (865.941 personas)
- Martínez (828.051 personas)
- Sánchez (813.023 personas)
- Pérez (774.072 personas)
- Gómez (490.272 personas)
- Martín (480.907 personas)