前回のマドリード・ローマ出張の手記において、

「ローマを歩き回れたのは実質半日にもみたないが、それでも満足である」

みたいなことを書いたが、あれは大嘘で、帰国直後から

「ああ、出張の合間のせこい散歩ではなく、ドーンと『旅』をしたい……」

という欲求が日増しに強まることとなった。

どうも中途半端に、マドリード、ローマという面白すぎる街を歩き回ったのがよくなかったらしい。

本職の好きな漫画に出てくる「欲望の開放は小出しはダメ」という名言がよくよく身に沁みたものである。

そんな折、本職も配偶者も、二月に長めの休みをとれることが発覚。

これはチャンスと思い、ちょっと海外に旅に出ないかと提案してみたところ、

「あたいはずっとバスク地方というところに行ってみたかったんや」

との二つ返事があった。

バスク地方、スペインとフランスに跨る文化圏。

レアな血液型、O 型、RH- が多数派のバスク人が住み、

スペイン語やフランス語と起源を全く異にする系統不明言語バスク語が話される土地である。

何よりも昨今では美食の土地としての取り上げられることが多く、

飲食大好きな本職にとってもバスクを深く知ることは悲願であった。

本職は一応、以前、スペインバスクを二泊三日で旅したことがあるのだが、

天気が悪すぎたり、予定の立て方がまず過ぎたりで物足りなさがかなり強く残っていた。

そんなこんなで、割と唐突に、

「フランスからスペインまで、バスク地方を東から西まで食べて飲みつくす」

という旅をすることと相成った。

完全自腹、有給を大量取得しての旅である。

結論から言えば、目論見通り、異様にハイレベルな飲と食を堪能できた良い旅行となった。

スペイン語学習の合間にお読みいただけると幸甚です。

By qsupe

One thought on “バスク暴飲暴食紀行”

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