セビージャで春祭りを楽しんだ弊職親子は、翌日飛行機でバレンシアへ。

本職先生にバレンシアはレンタルサイクルがおすすめと聞いていたので、早速ホテルで自転車を借りました。

↓高さを調節してもらう息子

約10年ぶりに自転車に乗った弊職。微妙に足がつかないサドルの高さに不安を抱えつつ、ホテルから街の中心へ。最初こそフラフラしたものの、順調に出発。

まずは世界遺産La Lonja de la Seda(絹の商品取引所)へ。

地中海に面するバレンシアに建てられたこの場所では、かつてヨーロッパ中から商人が集まり絹製品の取引をしていました。

「柱の間」はヤシの木が生える楽園をイメージして作られ、商品取引の契約時に使用されていました。

こちらの「海の領事の間」には裁判所があり、海事や商事を扱っていたそうです。

天井にも細かい装飾。

La Lonja de la Sedaのすぐ近くには中央市場があるので、この後のスケジュールに向けて軽食を取ることに。

印象的な天井とステンドグラスから明るい日差しが入りこむ空間に多くの店が連なります。

何を食べようかと浮かれている母、一方、連日のスペイン料理に飽きた息子は「普通のが食べたい」と…。

まぁこの年齢ではそんなこともあるかと思いつつ、この円安の中、彼にとって「普通」の代名詞・ファストフードに課金するのは悔しい母。

なんとかスペイン感を残そうとエンパナーダを提案しましたが、結局息子が食べたのはクロワッサン。いいけどさ、別に…

小腹を満たした後、本日のメインであるヨーロッパ最大の水族館オセアノグラフィックへと向かうべく、再び自転車で出発した親子。

こぎはじめて数分、なんか自転車の進みが悪い…

やたらペダルが重いなと思いつつ一生懸命ペダルを踏む。

すると突然自転車が動かなくなり、後ろを見ると、なんとワンピースの裾がめちゃくちゃタイヤに巻き込まれてるーー!!!
自転車に乗るのなんて久しぶりすぎてそんなことすっかり忘れていました。

降りて見てみると、裾にがっつりタイヤの汚れや油がついていました…

ちなみにその日に来ていたワンピースがこれ↓

そりゃ巻き込みますよねな丈、歩いた時に動きを出すスリットが入った余計に巻き込みやすいデザインの裾。

転職するならアパレル希望の弊職、クローゼットに溢れかえる服の9割がスカートなので当然パンツなんて、というか、もはやワンピースしか持ってきていない。

久々すぎる自転車にすでに筋肉痛の中、ホテルまで20分ほどの道のりを戻るのはめんどくさいし、次のスケジュールの時間が迫っている…

乗り方を工夫してそのまま行くことにしました。

途中何度も乗り方を変え、先に進む息子に置いていくなと叫びながら、目的地のオセアノ・グラフィックに到着。

650種の生物が飼育されているヨーロッパ最大の水族館です。

入り口の装飾が風で揺れて、スパンコールのようにキラキラしていました。

様々なセクションで環境問題を扱うプログラムも。

一番人気のイルカショー、饒舌に司会進行するお兄さん、お兄さんの問いかけにノリノリで答える、おそらく地元のスポーツクラブか何かの遠足で来た子どもたち。日本では見ない盛り上がりでした。

カラフルで可愛い魚たち。

途中、日本のAma Diversが紹介されていました。海外でこういうのを見かけると誇らしくなります。

地球温暖化でどれだけ海面が上昇するかのシミュレーション映像も。26年後にはこんなことに…

一番人が集まっていたのは、太平洋と大西洋を合わせたこちらのトンネル。

世界でもっと多くの種類のサメを見ることができる、長さ35メートルの巨大な水槽です。

北極海コーナーには、シロイルカ。

広い水槽を自由に泳ぐシロイルカがなかなかやって来ず、10分ほど粘ってようやく写真が撮れました。

ちなみにペンギン人気は世界共通でした。

とにかく広いオセアノ・グラフィック。

せっかち親子は、汚れたワンピースの裾のことも忘れ、常に早歩きでざっと見した結果、なんとか2時間で全てを見終えて次のイベントへ。

オセアノ・グラフィックから自転車で約15分、バレンシアと言えばのパエリアを食べに行きました。

この頃にはワンピースの裾の一部が破けていましたが、もうそんなことはどうでも良くなり、親族がバレンシアに住んでいる友人に教えてもらったこちらのお店へ。

1898年創業の老舗レストラン、La Pepica

息子は魚介類が苦手なので、鶏肉とウサギのパエリアを注文。

本場の老舗でのパエリアは濃厚なスープがしみた米、そしておこげが絶品でした。

昼は「スペイン料理飽きた」と言っていた息子も感動の美味しさ。

2人前とドリンク2杯で7000円のランチ…もはや円換算してはいけない。

お腹を満たし、次の予定にまた移動か…と疲労を感じ始めた弊職。

何がって、裾がいちいち絡まるのでとてもストレス。しかも筋肉痛。

でも自らに課した欲張りスケジュールも諦めたくない。

もう、恥を捨てよう。

そう決めたルーズソックスど真ん中世代の弊職、息子にも若干引かれつつも、ワンピースの裾を高校以来の膝上まで思いっきり捲し上げ、「見苦しくてすみませーん」と日本語で叫びながら自転車を再びこぎ始めました。

…巻き込まれない!!早くこうすればよかった。

自転車以外にも様々な移動手段がある模様。

この日最後に訪れたのは、オセアノ・グラフィックを含む芸術科学都市にある、フェリペ皇太子科学博物館。

この一帯の芸術科学都市は、その近代的なデザインから映画「トゥモローランド」のロケ地にもなったそうです。

こちらの博物館は、宇宙や科学のあれこれを学びながら体験することができます。

息子も目を輝かせて次々と楽しんでいました。

電流イライラ棒しーの

筋力はかりーの

飛びーの

球浮かしーの

ジャイロ効果試しーの

表面温度はかりーの

表面温度だけで弊職そのものでした。

全てのスケジュールを終え、ホテルに戻った親子。

1日ワンピースの裾に悩まされたサイクリングを終え、レセプションでカードのルームキーが何枚必要か聞かれ、指で1を示しながら口ではdosと言う疲れっぷり。

ちなみにワンピースは一応洗濯してみましたが、油汚れが取れるはずもなく、「捨ててください」と置き手紙を残してチェックアウトをした弊職でした。

つづく

By qsupe

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