外国語界の甲子園とも言われる九州大学言語文化研究院主催の外国語プレゼンテーションコンテストが、
皆様からのアツいリクエストにお応えし、四年ぶりくらいにオーディエンスあり院長挨拶ありというフルの形式で開催されました。
期末試験直前での開催にも関わらず、大変盛り上がりました。
スペイン語部門は3名の参加があり、全員極めて高いレベルで仕上げてきており審査がとても難航したのは嬉しい悩みというものでしょう。
参考と、刺激にしてくれたらいいなという狙いで今年の参加者のスペイン語原稿と日本語対訳集を公開します。
もちろん、本職(安宿が好きな方)や弊職先生(パラドールとかが好きな方)並びにネイティブの先生に部分的には AI の手もかなり入っているのですが、大元にあるのはスペイン語暦一年に満たない各参加者の書いた原稿です。
これくらいの量と内容のものを書けて、さらにそれをスペイン語らしい発音でプレゼンできるというのは改めて考えるとすごいことだなと思います。
外国語を真面目に勉強していると、自分の進歩に嬉しくなることよりも、できないことや足りない部分の解像度がどんどん上がっていき、「俺、全然ダメだな。。。」と凹むことの方が多分多いのでは無いでしょうか。
ちなみにネタバレすると、今年は本職がスペイン語を学び始めて 20 年目というアニバーサリーイヤーですが、学べど学べど「達意のスペイン語」にはほど遠く、「俺、全然ダメだな。。。」と凹んでいます。
まあ、何が言いたいかというと、外国語、なんなら母語について、「マスターした」とか「高いレベルで扱えるわ」と呑気に思える瞬間って多分来ないと思うのですよね。なので外国語を使う時というのは常に、「全然足りて無いけどやるしかねえ」という精神状態になっているものだと思います。
個人的に、今回プレゼンに挑戦した人たちが素晴らしいなと思うのはまさにこの精神性を発揮してくれたことに他なりません。
足りない状態であっても、腹括って外国語を使ってみるといいものが生まれる
というのもまた一つの真理だとおもいますし、今回のプレゼンコンテスト参加者の仕上がりっぷりはその好例でしょう。この道をゆけばどうなることか、危ぶむなかれ、行けばわかるさとアントニオ猪木も言っていました。
そろそろ本学の一年が終わるタイミングで、多くの学生諸賢は「俺/私、スペイン語全然ダメだな。。。」と凹んでいることでしょう。
もちろん、まだまだ学んでもらわねばならないことは山ほどありますが、それはそれとして結構多くのことを既に学んでもらってもいます。
というわけで、覚悟一つで、スペイン語を使うということがそれなりにできるようにになっているとおもいますので、チェスト関ヶ原の精神でわざわざスペイン語を使う機会を作ったり、生活にスペイン語、スペイン語圏要素を取り入れてくれると教員的にとても嬉しいです。