本職が担当する授業では、質問は専用の Google form に投稿してもよいというシステムなのですが、
一年生諸君から良質な質問がどしどし寄せられていてうれしいです。
「本年度からよろしくお願いします。 ところで質問なのですが~」という感じで、
きちんとした前置きをしてくれたり。素晴らしいですね。
肝心の質問内容も本質的なものが多いです。この調子でスペイン語を楽しみながら伸ばしてくれれば。
一方の上級生。先週こんな質問を頂戴しました。
「最近、唐人町でお笑いを見た後に、西新でひとりラーメンをするのがマイブームです。西新のおすすめのラーメン屋さんを教えてください。」
おおもう……スペイン語よりラーメンか……
とはいえ、本職も週3 ラーメン健康生活を送るほどのラーメンファン、それも地元の西新。
全力でお答えしましょう。福岡市屈指のラーメン激戦区ですしね。
豚骨
はじめ 2 号店
はじめてこのお店を見た時、大丈夫だろうかと不安な気分になったことを思い出す。
というのも、こちらのお店、あの一蘭の向かいというものすごいところにあったからです。
しかしながら、本職の不安をよそに、店はいつも地元客で大賑わい、
果ては一蘭の方が撤退するというオチでした。
不思議なこともあるものだ、とお思いの向きもあるでしょうが、
ここのラーメンを食べればわかってもらえると思う。本当に美味しいのですよ。
ややこってり寄りのスタンダードな長浜系という感じ。
また、屋台出身のお店なので、居酒屋メニューが充実しているのが嬉しい。
餃子・ニラ玉で生ビール、おでんで焼酎、ラーメンで〆る。という勝利の方程式はぜひ試してほしいものです。
こう書くと中年御用達感が出てしまうが、ファミリー層も多いし、幼児にもすごく良くしてくださる。
本職の息子(4歳)的に、世界で一番のラーメン屋さんとのこと。
https://goo.gl/maps/pDpvSFdrP7cB9cBL6
長浜ラーメン じろう。
西新豚骨ツートップの一角。車の入れない路地裏、パチ屋の真向かいという、
こちらもこちらでパンチの効いたロケーションだが、味は無類だし、子連れにも優しい。
こちらのラーメンははじめよりも一段こってりの度合いが高い。濃厚を求めるときはこっちに行くことが多い。西新で一番こってりした豚骨ラーメンは多分ここだと思う。
濃いスープに岩ノリトッピングがものすごく合うのでお勧めしたい。

ラーメン自体もべらぼうに美味しいのだが、それでもここの本丸は焼き飯であると言いたい。
個人的には福岡市内でトップの焼き飯であるとすら思う。
半分くらい食べすすめてからやたら美味い高菜を混ぜて食べるとさらに美味しいのでやってみてほしい。

そんな美味いラーメンと焼きめしのセット、さらに岩のりをトッピングしても千円しないのだから、名店ですわね。
https://goo.gl/maps/pr37DE4PTQ9YK2BW6

ラーメン再遊記 (3) より
上記二点が個人的ツートップであるが、ど老舗の「しばらく」、若者層から絶大な支持を誇る「いるか家」、ラオタ層からの評価が高い「双喜紋」、呑んだ後に食べるラーメンとしては最強クラスの「よつば屋」など、やはり豚骨ラーメン店の層はとても厚いですね、西新。荒江や原の方まで脚を延ばせるなら、そちらもそちらで超激戦区です。「游」、「ton ton」、「江ちゃん」そして嵐も大好きな「風靡」あたりは絶対に行ってほしい。一口に豚骨ラーメンと言っても、どこも全く異なるラーメンを作られているので、奥が深いなと思う次第。
非豚骨
という風に、福岡市内は豚骨の名店が多すぎるせいか、
新規開店するお店の多くは非豚骨で勝負する、という流れが数年前から続いています。
西新にもこの流れがばっちり来ており、ラーメンファンとしてはとても feliz に過ごしています。
キママニエール
西新と藤崎の中間くらい、商店街からちょっと住宅街に入ったところに
「ア・マ・マニエール」というフレンチレストランがあります。
外観からして名店オーラビシバシの高嶺の花的なお店なのですが、
昼限定で「キママニエール」というラーメン店営業を始めた時は快哉を叫びました。
すごいフレンチのシェフがラーメン、というだけでわくわくするのに、さらに、醬油と塩で勝負するという。
豚骨ラーメン大好きですが、関東者的に、近所に美味い醤油・塩ラーメンがあると QOL が段違いになるのです。
最近主流となりつつある、良質な材料をふんだんに使い、1000 円前後の値段で勝負する、というラーメン。
あの「沁みる」感じはぜひとも味わってほしいもの。
何食べても美味しいが、個人的には醤油が好き。
無邪気
横浜家系ラーメンのお店。濃厚な豚骨醤油、太めの麺をおかずに米を食べるというアレ。
関東ではもう一大ジャンルになっていますが、西新で食べられるのが本当にうれしい。
こちらのお店、早稲田の名店「武道家」のお弟子さんにあたるという噂。
早稲田に教えに行っていたころはしょっちゅう行ったものだし、行くたびに学生と鉢合わせたもの。
懐かしい……
https://goo.gl/maps/7AuYiCjofKTZFxqo7
菊二郎
家系と並び、関東の意識の低い腹ペコたちの心を鷲掴みにしてきた「ラーメン二郎」。
極太麺、大量の野菜、肉の塊。二郎も二郎というジャンルを確立したラーメンと言えます。
今では日本各地にお弟子さんの店や二郎スタイルのラーメンを出すインスパイア系の店がみられるようになりました。
菊二郎もまた、二郎系のラーメンで勝負をする名店である。
食事量がまともな層からは「ハードルが高そう」と敬遠されがちな二郎系ですが、
こちらは二郎系としてはかなり塩辛さ抑えめだし、指定すればボリュームを抑えめで作ってもらえるのでとっつきやすいと思われる。
ニンチョモヤサイアブラマシマシ、みたいなコールもなく、食券に書き込むシステムなのも優しい。
コールと言えば、ちいかわがどう見ても二郎なラーメン屋さんで
コールをする際にテンパってしまう、という話がありましたが、
あれ、本職も身に覚えがあるのでゲラゲラ笑ったものです。
初心者殺しであるが、謎のライブ感があって楽しいのも確かなので、
暇な人は福大の近くにある「ラーメンピース」に行くとよいです。あそこはコール制だから。

なりたけ
大体 25 年くらい前の関東では、鶏ガラ醤油スープに豚の背脂をまぶしたラーメン、
「背脂ちゃっちゃ系」が最盛期でありました。
本職、その時代は中学生という多感な時期だったこともあり、思い入れがあるのですが、
一部の名店を除き、背脂ちゃっちゃ系のラーメン店は衰退、姿を消してしまいました。
が、そんな時代の洗礼を受けてもなお生き残った名店の実力はすさまじい。
千葉の名店、「なりたけ」は千葉から東京、そしてパリにまで支店を出し、
その後、なぜか西新にもやってきましたた。三年くらい前かな。
当時の我が子ちゃんは夜泣きがひどく、夜風を浴びないと寝付けないという気合の入ったお子様で、
夜な夜な抱っこ紐で彼を抱えて西新の街を歩き回っていたものです。
そんなエクストリームな状況でなりたけを発見した時の喜びと驚きは一生忘れないでしょう。
それだけに、こちらのお店のコロナ禍に出店という決断を心配したりもしましたが、
今では地元常連を数多く獲得され、繁盛店となっていいます。
豚骨大国の福岡県民が気に入るんだから、やはり素晴らしいよ、「背脂ちゃっちゃ」。

公式Twitterより
ちなみに、個人的必勝形は「醤油ラーメン + もやし増し + 味玉」。
先に引用した『ラーメン再遊記』の 4-6 巻では、「何故背脂ちゃっちゃ系は衰退したのか」という問題が扱われており、とても面白かった。そちらも併せてオススメしたいですね。
……まだまだあるのですが、このくらい。
好きだなぁ、ラーメン。