中間テストお疲れ様でした。本職担当クラスは採点が終わっており、各クラスの平均点は
月木2: 90
月木3: 87
火金2: 87
火金3: 90
という結果でした。最初のテストだし平均 78 くらいになるような感じにしよ、というノリで作ったテストでしたが、だいぶ、こちらの想定の上を行きましたな。アッパレ。たかだか二か月くらいの範囲ですが、今回、特に重点的に問うてみた「冠詞や形容詞といった名詞を修飾する語は名詞の性数に一致する」、「動詞は主語に応じて形が変わる」、「音節とアクセント」といったポイントはスペイン語の最重要事項です。結果を見るに、学習諸賢の多くはこの辺を理屈として理解するのに留まらず、口や手に覚えこますところまで行けたのかなと思いますのでよかったなと思いました。
一方、正答率がやたら低い問題、ポイントが散見されたのでそちらについて解説しておきます。
- soy の音節、アクセント
soy のアクセントのある音節に線を引け、という問題を出しましたが、こちらの正答率がよろしくなかった。
まず、そもそも線を引いてない人が一定数いました。どうも、短い語、一音節語にはアクセントがない、と勘違いしている人もちょこちょこいるような。確かに、スペイン語には(英語にも)アクセントを持たない語が存在します。が、それは、定冠詞や接続詞、前置詞、所有詞、etc. の話です。この手の、やろうとおもえば、論理記号で表せるような語(機能語といいます)には基本的にアクセントがありません。一方、動詞はまあ、言ってみれば、文の主要要素です。そういうものがアクセントを持たない、弱弱しく発音されるということはないのです。といわけで、soy も動詞ですから。ちゃんとアクセントがあります。
また、この問題、soy と回答した人たちもいました。確かに、y だからややこしいのですが、これ、音としては i です。そして、o が強母音、i が弱母音ですから二重母音になります。というわけで、この問題は、
soy
とするのが正解です。アクセントのある一音節語なわけですね。
2. día の音節分け
同様に、día のアクセントのある音節に下線を引け、という問題も出しました。i の上にアクセント記号があるので、アクセント位置は自明なのですが、音節分けで苦戦する人がちょこちょこいました。
「i が弱母音、a が強母音なんだから、これ二重母音だな」
と考えた人がちょこちょこいましたね、つまり、día という回答が見受けられました。
惜しい。教科書にも書いてあるのですが、アクセント記号のついた弱母音は、音としての強さを獲得します。なので、実質強母音という存在感を持ちます。なので、día はi が強母音化しているとお考え下さい。強母音と強母音が並んでも二重母音にはならないので、día とするのが正解です。
3. Uno día
これはシンプルに喝。Un día ね。まあ、día は男性名詞ということを把握していたことは褒めてあげたい。
4. Estes hombres
これもシンプルに喝。Estos。
5. Dáis
アクセント記号つけちゃだめよ。Dais が正解。vosotros の時はアクセント記号がつく、という覚え方をしていたのかな。Dar, ver のような vosotros の活用形が一音節になるような語の場合、アクセント記号は不要です。打たなくても -ais, -eis を強く読む以外の選択肢がないので。必要がないなら打たない、というのがスペイン語です。この辺り、わりと合理的なのですよね。
6. 疑問詞を含む疑問文の語順
最後の作文問題、
¿Con quién Juan trabaja? とか ¿Cómo ellos hablan español?
みたいな、疑問詞 + 主語 + 動詞 語順で書く人が結構いました。
確かに、授業中にも触れた通り、スペイン語はわりと語順が自由な言語ではあります。しかし、教科書に書いてある通り、疑問詞を含む疑問文は語順がシビアで、疑問詞 + 動詞 + 主語 です。この語順を崩すとかなり不自然に聞こえますな。なので、¿Con quién trabaja Juan? としましょう。
また、この作文問題、前置詞 + 疑問詞 という並びをきちんと使えるかを問うという目的もあったのですが、この点については皆さんよくできてましたな。まあ、疑問詞周りは語順が厳しい、というのは頭の片隅に入れておきましょう。
こんなところでしょうか。期末はちょっと脳トレ要素が入りますが、今回くらい、文法ドリルなんかを使って反復練習をしてくれれば多分大丈夫だと思います。ファイティーン。