冬学期試験も無事終わりましたね。もう評定も出しましたが、お手元に届いているでしょうか。
さて、遅くなってしまいましたが冬学期試験の総括です。本職の担当する文法の方の授業のスタッツは以下の通りでした。
月2 平均 72 中央 74
月3 平均 74 中央 74
金2 平均 72 中央 72
金3 平均 68 中央 71
本職はテストは平均点が六割ちょいになることを目指して作るのですが、各クラス、大きく超えてきましたね。すばらしい。
ただ、それなりに引っ掛け問題も作っていたので、秋学期に比べて九割越えた人の数は減りました。九割超えた人は自身にしてくださいませ。
さて、一番平均のよかった月3 クラスでも、正答率が 50% を切った問題が四つありました。そちらを解説しておきます。
以下の文が、Ellos me dicen: estamos en la fiesta y vamos a marcharnos ahora. の間接話法となるようにカッコ内に適切な語を記入しなさい。
Ellos me dicen que están en la fiesta y van a ( ) ahora.
これは特に引っ掛けようとおもって作った問題ではなかったのですが……要は、marcharnos が間接話法になったらどうなるのか?という問題ですね。
「彼らは、彼らはすぐに立ち去るつもりだと言っている」
という内容が欲しいわけなので、marcharnos が marcharse になる。というだけの問題です。
以下の文が、「マリアが学生をしている大学は街中にはない」となるようにカッコ内に適切な語を記入しなさい。
La universidad ( ) estudia María no está en el centro.
正解から言ってしまうと、カッコに入るのは donde です。この文を二つに分けるとわかりやすいでしょう。
La universidad no está en el centro. 大学は街中にはない。
María estudia en la universidad. マリアはその大学で学生をしている。
そして、問題は en la universidad の部分を関係詞にしましょう、という風に言い換えられます。単に、la universidad を置き換える、というのであれば、名詞を置き換えているので関係代名詞 que でいいですが、ここでは en la universidad「大学で」 がターゲットです。授業中にちょこちょこいっていますが、場所を表す「~で」という表現は実質副詞です。「その大学で勉強している」という場合、「その大学」は「勉強する」を修飾していますわな。動詞を修飾しているのだから副詞、という理屈です。というわけで、en la universidad という三語は実質的に副詞なので、関係副詞を使います。場所を表す関係副詞は donde なので、donde が正解というわけです。
「場所や時、手段を表す前置詞句は実質副詞」この発想はスペイン語はもちろん英語を理解する上でも大切です。この点はきちんと理解しておいてください。
以下の文が、「お店は九時には閉まっているだろう」となるようにカッコ内に適切な語を記入しなさい。
Las tiendas ( ) cerrado para las nueve.
これも制限時間がもうちょいあれば問題なくできたのではないかという気がする。まず、カッコ内には estar と haber の両方の可能性がありそう。そのうえで、estar cerrado という表現はありえないことを確認したい。主語が las tiendas で過去分詞が cerrado なところに注目。かっこの中に入るのが estar ならcerradas になってないとおかしいわね。というわけでカッコ内には haber の活用形が入る、という判断ができます。
それでは haber をどう捌きましょうか。「閉まっているだろう」の「だろう」をどう表すのかがポイント。そうです。未来形には「~だろう」に近い、推量を表すニュアンスがあるのでした。というわけで、ここは haber を未来形にすることで、未来完了形を作ってやればよいのでした。なので habrán が正解。
以上です。まあ、ともかくよく頑張りましたな。上級生科目をとる人はそちらでまたお会いしましょう。とらない、とれない人もちょこちょこスペイン語を続けたいと思うのであれば、ぜひぜひやってみてください。疑問などありましたらお答えしますのでお気軽にどうぞ。
¡Que el viento sople a vuestro favor (祈願文)!
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