冬学期も残り一週間を切りました。一年間、スペイン語を終えてみていかがだったでしょうか。しんどかったという人も多いでしょうが、スペイン語をもうちょっと伸ばしたいという人もいることでしょう(たくさんいて欲しい)。
語学においては中級以降は独学の比率が格段にあがります。なので、そういう人たちに対しては、スペイン語を教える身でありながら、こういうことを言うのもどうかと思うのですが、「とりあえず自習頑張れよ!」と言いたいです。ただ、それだけではあれなので、私の経験を踏まえながら中級、上級になるための諸々を書いていこうと思います。一発目は読解。
本職、性格的に断言口調できない人間なのですが、珍しく断言できることがあります。
「たくさん読まないと外国語はできるようにならない」
です。ガンガン読むといいでしょう。後述する通り、今はスペイン語書籍の入手が大変容易な時代です。特に学習歴一年くらいの人に言いたいのは、はじめは短くて読みやすいものを読むべし、ということです。私も一年生の頃、背伸びをしてドン・キホーテをスペイン語で読もうとしたわけですが、難しすぎるわ長すぎるわで二日で挫折しました。
というわけで、El principito あたりから初めたらいかがでしょうか。星の王子様ですね、要は。なんなら日本語版と並べながら読むくらいでいいです。最初は。そして、洋書を読む際のポイントは、Kindle を買うなり、Kindle アプリをパソコンなりスマホなりに入れて電子版で読むということです。安いし、テキストのコピペもできるからです。コピペできるということは、難しいところはワンタッチで DeepL に放り込めるということです。快適ですよ。わからない単語はタッチするだけで西西辞書で意味を調べられたりします(まあ、これは中級以降の人向けの恩恵か)。星の王子様、スペイン語版なんて kindle なら 100 円です。いい時代ですね。

長いのがちと大変ですが、ハリポタシリーズなんかもいいんじゃないでしょうか。スペイン語自体はかなり平易なスペイン語で書かれています。
現代の、スペイン語圏で書かれた作品ということであれば、Albert Espinosa という人の書いた Lo mejor de ir es volver という本を推したい。164 ページ程度とそこまで長くなく、スペイン語も読みやすいです。なによりとても面白いしね。ただ、日本語版がない分、難易度は上がりますが。まあ、DeepL 先生に頼ってもいいじゃない。
長々と書きましたが、ともかく、何でもいいから一冊読んでみてください。見えてくる景色が結構変わってくると思います。
ネットサーフィンするなら Chrome で
雑にたくさん読む、という点で言えば、ネットサーフィンもよいです。好きにやってくれたらいいんですが、Google dictionary という拡張機能を使ったchrome でやると大変快適です。知らない単語を範囲指定するだけで、意味をポップアップで出してくれます。もちろん無料。詳しくはこちら。ただし、動詞や前置詞のような意味の多い語だとうまくいかない場合も多いです。あくまで補助として考えてください。

こんなところでしょうか。辞書、文法書フル活用で一字一句正確にさばく精読はそれはそれで超重要ですが、日本語版と比べながら読んだり、語の意味を↑のようなアプリで最小限で済まし、推測しながら読む多読をこなす、なんなら DeepL にも頼るというのもそれはそれで効果的だと思います。あまり難しく考えずに色々試してみてください。ちなみに、本職が担当するスペイン語 III は授業の半分をガチガチの精読に充てます。こちらもよろしければどうぞ。