“よい食は理解を育む”というスペイン語の諺です。初回授業を終えた後ならもう声に出して読めるのではないでしょうか。最初の第一歩がやたら快適なのもスペイン語のいいところですね。
さて、理解を育むために伊都周辺の素晴らしい食事処を紹介しようと思います。
学食で食べられる本学名物鶏天丼については説明不要でしょうからそれ以外で。
ラーメンまる勝
入試で来た時におそらく目を惹かれたであろうセンターゾーン斜め向かいのラーメン屋さんです。

メニューの種類は多いですが、平日昼なら「サービスランチ」一択でしょう。美味いラーメンと大小選べるご飯、味付けのりがついてなんと 630 円。替え玉つけても 750 円。着席するかしないかのタイミングで、「ランチ・ごはん並・バリ」とコールするのがツウっぽくてよいです。「何を注文しますか?」「ランチで」「ご飯のサイズは?」「小で」「麺の硬さは」「バリ固で」みたいな冗長なやり取りは避けたい。

そんなまる勝ですが、実は本丸は食べ放題の高菜ということは意外と知られていない事実。この高菜をごはんに載せてかっこみ、ラーメンのスープで流し込むのがよいです。

また、ここは置かれている漫画のチョイスが素晴らしい。特に「闇金ウシジマくん」をお勧めしたいですね。この漫画を読めば、「真面目に勉強して道を踏み外さないように生きよう。動詞の活用とかもちゃんと勉強しよう」と思うこと請け合いです。特に 16-17 巻の「楽園くん編」は白眉。ちょっとオラついてみようと思った時にこそ行ってほしいラーメン屋さん。
一番うどん
父親が讃岐人、九大赴任前は武蔵野うどん文化圏に住んでいたこともあり、私はラーメンと同じくらいうどんが好きで、いろいろと食べ歩いたり自分で打ったりしてきました。その上で言うのですが、大学前の坂を500メートルほど降りたところにある一番うどんは素晴らしいです。
「一番セット、ごぼ天うどん or 舞茸天うどん」がおすすめです。

一番セットは好きなうどんに特大のかしわむすびが二つつきます。これで 670 円。同僚の中国人の先生がこのセットを初めてみた時の驚愕の表情といったら。
解説不要な気もしますが、まず、このかしわむすびが本当に美味しい。かの「うどんMAP」にも取り上げられた名店ですが、言及はほぼ、かしわむすびに対してでした。九州のソウルフードで、あちこちで食べましたが、個人的にはここのかしわむすびが一番好き。これを頬張り、うどんの出汁で流し込むのがよいです。
その出汁も優しいながらもパンチが効いていて素晴らしいし、ごぼ天も揚げたてのものをたっぷり入れてくれます。福岡市内のしょうもない店の倍は入れてくれるのではないでしょうか。
おむすび、天ぷら、出汁にものすごくこだわっているのに、麺は冷凍というところも個人的にはいいなと思っています。冷凍であるがゆえにコシのある麺を楽しめるわけです。博多式やわ麺は非九州人が初めて食べると多分戸惑うので、九州のうどん入門としてうってつけですな、一番うどん。
ただ、この店で一番素晴らしいのは他でもない、女将さんの人柄。太陽のように明るい人ですばい。食事を終えて、店を出るときに「ありがとう、いってらっしゃい!」と言ってくれるのです。趣味食べ歩きの私ですが、「いってらっしゃい!」と言ってもらえたのは後にも先にもここだけです。このおかげでしんどい日の三限も乗り越えられる。無茶苦茶に炭水化物を摂取したいとき、人の温かさに触れたくなった時に行ってほしいうどん屋さん。
家又家
「うちまたや」と読みます。溜池の向かいの定食屋さん。からあげ、とんかつ、かつ丼、カツカレー、とり天、チキン南蛮。腹ペコの好きなものは大抵カバーしている伊都のオアシス。定食も丼も基本的に 680 円。
![家又家 (ウチマタヤ) - 周船寺/定食・食堂 [食べログ]](https://i0.wp.com/tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/62032/640x640_rect_62032918.jpg?w=640&ssl=1)
ここで食べるときはいつも判断に苦しむのですが、マクロに見ると、からあげ 6、かつ丼 2、とり天 1、南蛮 1 くらいの分布になりますね、私の場合。

こうした普通の定食のボリュームも見ての通りなのですが(ご飯大盛無料)、さらに激アツ丼というちょっとどうかしている裏メニューもあります。気になる人は意識低そうな先輩に訊いてみてください。
こう書くと、ガサツな体育会系の店という感じに思われるかもしれませんが、このお店の本質は一番うどん同様、「温かさ」です。↑の写真の小鉢を見てください。そう、この日の小鉢はうどんでした。日によって、さつまいもを甘く煮たものとか、黒豆だったりします。いろいろ出してくれるのですが、基本的にご飯のおかずになりそうにないという点で共通しています。そんな小鉢群が圧倒的な家庭料理としてのリアル感を演出しています。みなさんも子供のころ、甘く煮たカボチャで米を食べろと言われ、首をひねったりしたことがあるのではないでしょうか。家又家に来ると、そんな子供時代のことをふと思い出したりします。小鉢のおかげで。ともかく、ちょっとおセンチな気分に浸りたいときに行ってほしい定食屋さんですな。
そうそう、ここは昼時結構混みます。12:25 に着席できてないと三限に間に合わないでしょうな。そういう時は鬼回転率のまる勝、一番うどんへどうぞ。